建築する上でお客様のご要望(思い)と概略予算を伺います。
敷地の形状・特性、接道、設備施設、近隣の状況等を調査します。
測量図が無い場合は別途測量します。
地域・地区等の関係法令を確認し設計条件を整理します。
増改築、リフォームの場合は既存建物の間取り、構造、断面、仕上げ等必要な調査を行ないます。
基本構想をまとめ第一回目のプランを検討していただきます。
設計に入る前に設計・監理業務委託契約を交わしていただきます。
建築士法第24条の7に基づき重要事項説明をいたします。
初回プランを元に打合せを重ね平面・立面・断面・配置計画をまとめます。
基本設計の了解が得られた後、概算工事予算書と竣工までのスケジュールを提示します。
ご納得のいくまで何度でもプラン提示をいたします。建築の概要がこの段階である程度固まってしまいますので十分な詰めが必要です。
基本設計に沿って工事に必要な各種図面を作成します。 この間にも使用材料・設備機器等の細かな部分の打合せを何度かお願いし、お客様の要望を最大限設計に反映するようにいたします。
工事費概算書を提示し必要に応じて工事予算及び設計を調整します。
◎基礎設計にあたり地盤調査が別途必要となります。
木造の住宅等の場合:スエーデン式サウンディング試験
非木造のビル等の場合:標準貫入試験(ボーリング)
工事請負業者に設計図書を渡し見積依頼をします。
一社特命、数社見積合わせ、入札等いずれかの方法で工事請負業者を選定します。
予算通りの見積金額で双方合意できたら工事請負契約を締結します。
確認審査機関(建築主事)に確認申請を提出し確認審査を受けます。
工事工程に沿って設計図書通り施工されているか各種検査、確認をして工事監理をしていきます。
◎お客様に確認をお願いする事項
・ 地縄確認:敷地に張った縄で建物の配置を確認していただきます。
・ 仕上げ材料確認:使用する内外仕上げ材料の色柄を選定・確認していただきます。
・ 設備機器確認:実施設計時にカタログ等で内容は確認していただきますが、システムキッチン、バス等ショールームのあるものはご足労いただき細部まで確認をお願いします。スイッチ、コンセント等は現場で位置を確認していただきます。(住宅以外の比較的大きな現場は図面上で確認する場合もあります。)
◎ 建築儀礼(一般的な祭事を示します。施主様の意向で省略される場合もあります。)
・ 地鎮祭(起工式):家屋の建築工事をはじめるに当たり、最初に行う祭事でその土地をよく祓い清め、守護神に工事開始をご報告し、安全と無事完成を祈願するお祭です。
・ 上棟祭:柱を立て、棟木を上る際に行う祭事で祝いの祭、感謝・祈願の祭りでもあります。
・ 竣工祭:家屋・会社・工場等の完成後に行う祭事で無事事故もなく新居が出来上がった事をご報告し感謝すると共に、これからのご加護を新しい神棚の前などでお祈りします。
工事が完了したら竣工検査を実施し手直しのあるところは施工者に指示します。
関係機関の完了検査を受け検査済証を受領します。
引渡しにあたっては施工業者より設備工事等の取り扱い説明を行ないます。