工事監理の実際(木造)

工事監理は契約図書に基づいて良好な施工品質を確保するために実施するものです。
簡単に言うと設計図通り施工されているかをチェックすることです。
以下の写真は工事監理の概要を説明したものです。業務の内容は契約により異なります。

【仮設工事】
〔地縄張り検査〕
建物配置・寸法確認。
必ず施主に確認していただきます。
現場の状況に合わせて微調整します。
場合によって建物位置に変更をきたすときは、計画変更の申請が必要になります。
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【やり方検査】
建物位置、基礎高さ等をやり方確認します。
地盤高さに高低差がある場合等、現場の状況に合わせて基礎基準高さ、及び設計GL等を調整します。
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【鉄筋工事】
〔配筋検査〕
〔型枠・アンカーボルト検査〕

基礎施工図の承認
鉄筋種別、径、本数、継手長さ、定着長さ補強筋等の確認
木造基礎の場合コーナー部分で横筋の定着を両方向をとらずに、片側だけとしたり、 鉄筋相互の間隔がなくなっている配筋をしている場合があるので注意が必要。
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【コンクリート、型枠工事】
コンクリート配合計画書の確認
圧縮強度試験による強度確認
打設前型枠の状況の確認
脱型枠後の打設状況の確認
当然のことですが、打設前の型枠がきれいになっていないと良い仕上りにはなりません。 不要な鉄筋や型枠のきれはし等が無いよう、清掃がなされているか注意が必要。
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【木工事】
〔木材検査〕
部材断面寸法・樹種・等級・含水率等の確認
構造材:20%以下、造作材:18%以下(現場搬入時、質量比)
(天日乾燥の構造材に関しては25%以下)
木材の乾燥状態は乾燥収縮による、反り・くるいの原因となるので確認が必要。
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【木工事】
土台敷込状況の確認
部材継ぎ手及びアンカーボルト施工状況の確認
基礎パッキンの場合敷込か所及び間隔の確認
上部構造が建ってしまうと手直しが出来なくなるので、上棟前に確認が必要。
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【木工事】
部材断面寸法及び加工状態、接合金物等の確認
写真はトラス部材の確認状況
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【木工事】
建て方(上棟)の状況
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【外装工事】
外壁下地の確認
防湿シート張りの状況
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【木工事】
〔木構造検査〕
筋かい、火打ち等の位置・寸法・接合方法・構造金物等の確認防腐材塗りの確認
ホールダウン金物と筋かい端部が重なって納まりが付かないこともあるので事前の検討が重要
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【内装工事】
断熱材の確認 位置・仕様・厚み・施工状況等の確認
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【木工事】
外壁材の確認
本現場は杉板張り。
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【木工事】
内部造作、下地材等の確認
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【左官工事】
法令上の確認
防火上主要な間仕切壁(天井下:土塗り真壁裏返し塗り)の確認
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【内装工事】
法令上の確認
シックハウス対応内装材仕様(F☆☆☆☆等)の確認
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【塗装工事】
法令上の確認
シックハウス対応内装材仕様(F☆☆☆☆等)の確認
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【内装工事】
内部造作確認
仕上材の仕様・厚み及び施工状況の確認