工事監理の実際（ＲＣ造）

工事監理は契約図書に基づいて良好な施工品質を確保するために実施するものです。
簡単に言うと設計図通り施工されているかをチェックすることです。
以下の写真は工事監理の概要を説明したものです。業務の内容は契約により異なります。

【杭打工事】
施工計画書の承認
工法、杭種別、径、長さ等材料等の確認
試験杭打で支持地盤の確認
根固め液、杭周固定液の品質管理を確認
施工報告書の確認
現場では杭が途中で転石に当たるなどして止まる、 それる、折れる等することがあります。その都度 監理者は状況を判断し、設計変更を指示します。
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【鉄筋工事】
施工計画書の承認
〔配筋検査〕
鉄筋種別、径、本数、継手長さ、定着長さ補強筋等の確認
〔ガス圧接検査〕
外観目視検査・超音波探傷検査（第三者検査）・試験結果報告書の確認
施工者の自主検査の後でも、監理者の配筋検査で間違いを発見し、是正することも往々にしてあります。
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【コンクリート、型枠工事】
施工計画書、施工図の承認
コンクリート配合計画書の確認
品質及び施工管理の確認
フレッシュコンクリートの試験
圧縮強度試験による強度確認
脱型枠後の打設状況の確認
施工不良部分の補修方法を検討指示します。
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【土工事】
施工計画書の承認
床堀状況の確認
砕石等の種別、仕上厚さ、転圧状況の確認
埋め戻し土の確認（根切土の良否）、及び転圧状況の確認
状況によっては基礎深さや、埋め戻し土を変更します。
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〔上部柱配筋検査〕
施工工程に沿って部位ごとに検査していきます。
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〔上部梁配筋検査〕
型枠が起きてから配筋を修正するには、解体しないとできないこともあります。
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〔上部屋根配筋検査〕
スラブは短辺、長辺方向、上端、下端、鉄筋間隔等、種類が多くあると位置を間違い易いので、注意が必要。補強筋の入れ忘れもあったりします。
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【屋根下地工事】
施工計画書の承認
下地材料種別、施工状況の確認
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【屋根瓦葺工事】
瓦割付等の施工図の確認
材料種別、施工状況の確認
この現場は全数ステンレス釘止め、ステンレス強力棟下地金物使用。
写真の瓦は石見地方伝統の来待色。
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【床暖房配管工事】
温水式床暖房でコンクリート埋設のため、施工不良による漏水がおきないないように、ブロック毎に水圧試験を行なう。
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【断熱工事】
断熱材の種別、仕上げ厚さ、施工箇所の確認
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〔現場建築資材確認〕
種別、形状寸法、型番等の確認
写真は外部アルミサッシ
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【内装工事】
〔間仕切壁工事〕
仕上材種別、厚さ、型番等の確認
写真は耐火間仕切り壁遮音仕様
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〔クロス下地工事〕
下地の状態が悪いと、仕上げにそのまま影響するので注意が必要。
写真はクロス下地パテ付けの状況
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〔クロス張り工事〕
仕上材種別、接着剤、色柄等の確認
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〔床フローリング張り工事〕
仕上材種別、厚さ、接着剤、色柄等の確認
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〔床タイルカーペット張り工事〕
仕上材種別、厚さ、接着剤、色柄等の確認
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【外壁タイル工事】
タイル割付図の確認
伸縮目地位置の確認
打診による確認
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【外壁吹付工事】
仕上材料等の確認
仕上がり状況の確認
試し吹きを行い色柄を決定
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【植栽工事】
樹種、幹径、高さ、数量等の確認
客土、土壌改良等の確認
枯保障は通常引き渡しの日から１年
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〔竣工検査〕
各部の仕様、位置、形状、寸法、等の確認
各部の仕上り、美観状況の確認
建具、家具の開閉及び取り付け状況等の確認
排煙、換気設備等の操作及び開閉状況の確認
防火性能表示等の確認
各種設備の仕様、位置、形状、数量等の確認
各種設備機器の取り付け状況等の確認
各種設備機器の使用、稼動状況等の確認
不適な所は手直しを指示